バイク保険(任意保険)

任意保険の中で一番に検討する人身傷害補償について説明

基本的にクルマの任意保険と同じ

バイクの任意保険といっても、基本的にクルマの任意保険と同じです。(ただし、車両保険はダメです。なぜなら、バイクは不安定な乗り物なので、転倒事故など「しょっちゅう」あり、いちいち車両保険を払っていたら、保険会社がたまらないからです。また、保険金目当てに、わざと転倒する輩も出てくるでしょう)

バイクの任意保険に加入するに当たってまず検討すべきなのは、「人身傷害補償」でしょう。これは、対人・対物・搭乗者などと違って、加入しなくても済む補償です。任意です。また、これに加入すると、掛け金が高くなります。しかし、以下の理由でこの「人身傷害補償」は重要な補償なのです。

  1. バイク事故の場合、一方的な加害者になることはまれで、ほとんどの場合こちらと相手の両者がケガをする。
  2. 相手のケガには、「対人賠償」から支払われるけれど、自分のケガの治療費が「搭乗者傷害」だけだと不都合が生じることがある。
  3. なぜなら、「搭乗者傷害」は、通院1日5,000円、というような支払い方になり(定額払い)、小さな事故なら間に合うけれど、
  4. 大きな事故では保険金だけでは足りずに、いわゆる「自腹を切る」ケースが頻発してくるから。
  5. 交通事故で、互いに動いている者同士の事故であれば、かならず、あなた自身にも何割かの過失が生じます。例えば6:4の過失割合で、あなたが4割だとすると、あなた自身の治療費のうち、6割は相手が支払うけれど4割はあなた自身の支払になるのです。
  6. ちょっとしたケガ。つまり、自賠責保険の120万円以内におさまるケガであるなら、その場合は、相手の自賠責保険から全額支払ってもらえるけれど、120万円を超える大けがである場合は、(4)のようになるのです。つまり、あなたが自分の治療費の4割を支払う必要が出てくるのです。
  7. もしも「人身傷害補償」に加入していたら、上記のケースであっても、あなたの治療費は人身傷害補償から100%支払ってもらえます。6:4でも、2:8でも、同様です。あるいは、あなたが1人で壁に激突して大けがをした場合でも、100%人身傷害補償から支払ってもらえるのです。

いえ、もっと重要なのはあなたが当て逃げされたケースでしょう。あなたにぶつかった自動車が逃げてしまうケースです。こんな場合でも、「人身傷害補償」に加入していればかりに相手が見つからなかったとしても、あなたの治療費等は100%「人身傷害補償」が支払います。保険会社は、いったんあなたに支払ってから、当て逃げした相手を捜してその人に請求することになります。もちろん、見つからないこともあるでしょう。そこで困るのは保険会社だけ。あなたはそんな場合でも100%支払ってもらえます。(そういう約款なのですから)

「人身傷害補償」は、東京海上日動(旧東京海上)が開発した保険で、その後各社が追随してきたものです。自動車保険の歴史において、「革命的」な内容でしたが、今ではほとんどすべての保険会社・共済が扱っています。このように、「This is 保険」と言えるのが、「人身傷害補償」なのです。任意保険に加入する際これに入らないなんて、それじゃあ、加入する意味ないですよ。多少掛け金は高くなるけれど大いに検討する価値アリです。